リフォーム工事では、新築住宅とは異なり長期間の保証義務がありません。
そこで、リフォーム工事において欠陥(瑕疵・かし)があった場合、
建築業者の保証をしやすくするため、「リフォームかし保険」が発売されました。
● 特長は?
1. 保証体制を整えた事業者によるリフォーム工事
「かし保険」を使えるのは、
国土交通省認可の保険法人にあらかじめ登録した事業者のみとなっています。
リフォーム工事が保証体制の整った業者により実施されます。
2. 第三者検査員(建築士)による現場検査を受けます。
リフォーム工事の施工中や工事完了後に、第三者検査員(建築士)による現場検査が実施されます。
リフォームかし保険は、検査と保証がセットになった保険といわれています。
● 保険法人?
国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社(現在5法人)です。
事業者は自由に選択して保険契約を締結することができます。
● 対象となる住宅は?
・戸建住宅(併用住宅を除く)
・延床面積が500㎡未満かつ階数が3以下(地階を含みます。)の共同住宅
・上記以外の共同住宅の専有部分
● 保険の対象範囲は?
キッチンやお風呂など、リフォーム工事を実施した全ての箇所が対象になります。
● 保険期間は?
・屋根や基礎など構造耐力上主要な部分は5年間
・外壁、窓など雨水の浸入を防止する部分は5年間
・その他の部分は1年間、となっています。
● 保険金の支払い対象は?
・修補費用
・調査費用
・転居・仮住まい費用等となっています。
● 保険金支払額は?
・(補修費用-10万円)×80%となっています。
・ 但し、業者が倒産した場合は、80%ではなく、100%となります。