数社から見積もりを取り、費用が一番安い業者に依頼したケース。

しかし、安っぽい障子が使われるなど、満足とは程遠い家になりました。

業者はそれぞれ異なる材料を使い、同じ施工をするとは限りません。

質の悪い素材を使い、手抜き工事で品質を落とすことは業者にとって簡単なことです。

見積もりの安さで業者を選ぶのは要注意です。

TVコマーシャルを出す大手に依頼したところ、実際の施行は下請け会社。

きれいなパンフレットや、営業マンを信頼して業者を決めたものの、しばらくして雨漏りが発生。

３回ほど雨漏りの修理が必要となりました。

家の良し悪しは、床下や壁の中など、見えない部分をどう扱うかによって決まることが多くあります。 きれいなパンフレットや住宅展示場など、見える部分に目をとられ、

隠れた部分を見落としてしまうと、快適な家にならない場合があります。

知り合いの業者に依頼すると、施工が気に入らなくても、

遠慮して思ったことが言えない場合があります。

とりわけ、業者が職人気質で、柔軟な対応をされない場合、さらに気をつかうことになります。

家は何十年も住み続けるもので、そこに不満が生じるとその不満はいつまでも続きます。

知人との関係も危うくなりかねません。

全てそうなるとは限りませんが、慎重な判断が求められます。

知人からの紹介で失敗するケースをよく耳にします。

知人とあなたは、趣味やライフスタイル、希望する住まいの価値観、デザイン、仕様、

予算などが異なります。

業者との相性も同じでないかもしれません。

知人に良くても、あなたに合う業者でない場合もあります。

知人に気を使い、業者にも言いたいことが言えなくなり、不満が残る可能性を持ち合わせています。

全てがそうなるわけでもありませんが、知人は善意で紹介してくれたものの、知人と疎遠になった例もあるため、慎重に判断したいところです。

設計のことはよく分からないので、業者に任せたところ、かなり凝った家を設計されました。

しかし、使いづらく、後に不具合が生じ、リフォームを依頼することに…。

しかし、凝った材料を使っていたため、すぐに手に入らず、工期が伸びる結果となりました。

使いづらい家の場合、ストレスがたまる家になってしまいます。

家は、人に任せても最終的に自分の判断が問われることになります。

思いつきでリフォームをした結果、後で、新たな修理箇所を発見し、継ぎ足しが必要になり、

見栄えが悪くなり、費用がかさんでしまった例もよく聞かれます。

今後予想される修正箇所など、全体の見通しを立てて、まずは相談されるのが賢明です。