そもそもなぜ、地盤にトラブルが生じるのでしょう?
例えば、山を切り開いて宅地造成する場合、でこぼこの山を平地にする必要があります。
そのために、山を削り、凹んだ部分に削った土を入れ、凸凹を平らな土地にしていきます。
この場合、削った土はかき回されるため、土に空気が含まれてしまいます。
相当しっかり締固めないと、空気が残ったままになり、
上から建物の荷重がかかると沈下してしまいます。
元からある土地は固められているので沈下はしなくても、
新しく埋められた土地は空気が含まれ、地盤の強さに不均衡が生じています。
そこに家の荷重がかかった場合、弱い地盤が沈み、家が傾く(不同沈下する)ことがあります。
地盤の強さはどこも均一、一定というわけではありません。
地盤保証は、地盤が原因で、家が傾き、壁にひびが入ったり、
戸が開きにくくなったりといった、建物や地盤の修復費用を保証してもらうためのものです。