②   重要事項の説明を受ける

気に入った物件が見つかれば、宅地建物取引士から、購入物件に関する重要事項の説明を受けます。 重要事項の説明は、取引の前に確認しておくことが大切です。

取引時にその説明を受けることもありますが、その場合、ゆっくり考えたり、質問する時間がないため、事前に確認しておくことが大切です。

③   購入の申込をする

物件が気に入り、問題が無ければ不動産会社を通して、売り主に購入の申し込みをします。

その場合、新築分譲と中古物件では以下の違いがあります。

● 新築分譲物件の場合 購入希望者は、売主から求められた場合は、申込証拠金を支払い、 預り証を受領します。

申込を撤回した場合は、申込証拠金は返還されます。

契約前なので、この段階までは、申込の撤回は可能となります。

● 中古物件の場合 「買付証明書（購入申込書、買付申込書等）」に 購入希望金額や契約、引渡しの時期などの条件を記入して申込みます。

「買付証明書」には、法的な拘束力はなく、 買主の購入意思を明確にするためのもので、売買契約ではありません。

契約前なので、申込の撤回は可能です。

また、中古物件の場合、申込証拠金などの支払いは不要な場合が一般的です。

仲介人は、これをもとに売主と価格などの条件を調整することになります。

④  売主と売買契約を結ぶ

一般的には物件価格の10～20％程度の手付金（契約金）を支払います。

但し、売買契約書は、契約前に内容を確認しておきましょう。

取引の際に説明を受けることもあり、ゆっくり考え、質問する時間がないためです。

重要事項の説明と売買契約書は、購入の申込をする前に、時間をかけて確認することが大切です。

⑤ 住宅ローンの審査とローン契約

不動産売買契約を締結したら、住宅ローンの正式申込を行います。

売買契約前に事前審査（仮審査）を行っている場合は、すぐに正式申込を行いますが、

審査結果の確認が早い為、仮審査から行うことが多くなっています。

事前審査が１日～３日程度、正式審査が約1週間程度で審査結果が出ます。

⑥ 引渡しを受ける

物件の引き渡しは、売り主、買い主、不動産会社、金融機関担当者、司法書士などの関係者が集まり、

●  銀行、金融機関は、融資の実行

●  買主は、残預金支払、所有権移転登記、抵当権設定登記

●  売主は、抵当権の抹消、所有権移転登記、引き渡し。

以上を同時に行い、こうした残金決済が終わってから、鍵を受け取り、引き渡しが完了します。