①   石油ショック以前(昭和54年以前)の中古住宅の場合

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写真は築50年以上も前の建物です。


外装は相当痛んでいますが、壁をはがしてみると、柱などはしっかりしています。

木の腐食もシロアリ被害も見受けられません。


どうして木が腐ったりせず、シロアリ被害からも守られたのでしょう?


その大きな要因として、家に断熱材を施していなかったことが挙げられます。

この家には断熱材は入っていませんでした。


どうして断熱材がないと木が腐らず、シロアリ被害を防げたのでしょうか?


それは、壁の中に断熱材がないことで通気層が確保され、湿気は排出が可能となります。

更に、家自体も気密性が低く、あちこちから隙間風が入る構造になっていました


そもそも、日本の住宅は「夏を旨とすべし」ということで、

夏の暑さや湿気を避けることに重点が置かれてきました。

②   石油ショック以降(昭和54年以降)の中古住宅の場合

しかし、家のつくりは石油ショックを境に大きく変わります。


昭和48年の石油ショックの後、昭和54年に「省エネ法」が施工されます。

そこでは、省エネに向けて断熱化の努力が求められるようになりました。


それまで通気を重視していた日本の住宅は大きく変貌を遂げます。


通気よりも断熱が重視され、壁の中に断熱材を詰めることになります。

このことにより、壁の中の空気の流れがストップします。


その結果、湿気の排出が困難となり、断熱材が湿気を吸い取り、

壁の中は常時湿気にさらされることになります。


そのことで木の腐食が進み、新築数年で住めなくなる家も生まれました。


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③ 地球温暖化防止京都会議(平成11年以降)の中古住宅の場合

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その後、地球温暖化防止京都会議が平成9年に開催され、

温室効果ガスの放出量を6%削減することを日本は世界公約とすることで、

平成11年に次世代省エネルギー基準が設けられることになります。

そこでは、従来の高断熱に高気密が加わることとなります

高気密高断熱がスタートします。


しかし、家を高気密とすることで新たな問題が生じます。

それは、シックハウスです。


高気密、すなわち家の隙間をなくすことで、壁や床に塗られた塗料や床下の薬剤などが揮発し、

部屋に滞留し、それが様々な炎症を引き起こす原因となりました。


このシックハウス問題を契機として、24時間換気が法制化されることになります。

④   まとめ

家はその当時の建築基準法に沿って建てられてきました。

時代が変わると建築基準法も変わり、家の建て方も変わります。


ここでは、省エネとの関係で年代ごとの家の違いをみてきました。

それぞれの年代には、それぞれの家の課題を持っています。


そこからリフォームを考える場合、どのようなリフォームが必要になるのか?

築年数によっては、壁の中、土台の状況を把握することが大切になります。

築年代を意識することで、築当時の省エネの工法をつかみ、

建て替えかリフォームかの判断材料にすることができます。

それぞれの予算の目安を建てるヒントも得られます。


次は、耐震と省エネを組み合わせた年代ごとの家の特徴をお伝えいたします。

省エネと耐震の両方を抑えることで、建て替えかリフォームかの判断がより具体的になってきます。

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