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高低差のある土地にはどのような留意点があるのでしょう?

高い土地を買う場合と低い方の土地を買う場合とに分けてご説明いたします。


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①   高い土地の問題点(その1)


隣の土地よりも、2m以上高い土地(擁壁)に住宅を建てる場合、

建物の安全性を証明出来ないと建築許可は下りません。


安全性には次の2つの証明が必要です。


 ● 擁壁に全く荷重が掛からないことを証明する 新しい家の建築によって、

擁壁に全く荷重が掛からないことを証明する必要性があります。

その結果、擁壁から離して建てる場合、家が小さくなる場合があります。


 ● 擁壁の安全性を証明 構造仕様書や計算書などで、擁壁が家の荷重に耐えられることを証明する必要があります。 しかし、昔の擁壁の場合、構造仕様書や計算書が残っていない可能性があります。

その場合、強度の証明がほぼ不可能となり、擁壁を作り直す必要が生じます。

2mを超える高さの擁壁は、相当な経費が掛かります。

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②  高い土地の問題点(その2)


隣の土地よりも、数十cm~1m程高い場合、建物の基礎に注意が必要となります。


家の重さは、斜め方向(段差のある部分)にもかかるため、境の土地が建物を支えきれなくなる可能性があります。 この場合、基礎を通常よりも深い位置まで施工し、土地の崩壊を防ぐ必要があります。 その場合、費用が加算されることになります。


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③   低い土地の問題点(その1)

隣の土地よりも、2m以上低い土地に家を建てる場合、

「がけ条例」が適用され、がけの強度が確認できない場合、 がけから一定の距離離れたところでないと建物を建てられません。


がけが崩れても大丈夫な距離が必要とされます。

高低差がある場合、建築士に相談するのも一つの方法です。

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④  低い土地の問題点(その2)

隣の土地よりも数十cm~1m程低い場合、高い土地からの水はけが気になります。


境のブロックがしっかりしていない場合、あるいは、水抜きの穴がある場合、そこから水が流れてくる可能性があります。

その場合は、水を逃がす溝を設置するなど、余分な費用が発生こともあります。

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⑤   高低差がある土地のメリット

通常、高低差のある土地は、思わぬ出費が加算されるデメリットがあるのですが、メリットもあります。


● 相場より安くなる傾向がある 高低差がある土地は扱いにくいために、土地代が安くなる可能性があります。

● 良い立地である可能性 買い手がつかないことで景観など立地が良い場合があります。

● プライバシーが保てる可能性がる 低い土地でも高い土地でも、外から覗きにくい建物となるのでプライバシーを保ちやすくなります。


高低差のある土地のデメリットは、メリットと比較しながら総合的に判断することになります。

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